世界はときどき美しい  の感想。

僕は小説も音楽も映画も好きだし、写真も絵も好き。
そういうと、何だか文化人みたいだけど、
詳しいことは全く解らない。
ただ、好きなだけ。
どの時代の誰がどういうことをして有名になったとか、
この作品にはこういうことがきっかけとしてあったとか
そんなことを聞かれてもさっぱり解らないし
正直、
ジャンルもよく解らない。
本当に
ただ、好きなだけ。

そんな僕が独断で勝手に似たり寄ったりの雰囲気を感じて、
「毒のある映画」
と密かに思うジャンルにこの映画は入る。
他に何が、って言われるといくつかあるけど、何処が、って思われそうだから書かないで進もう(関係ないしね。)
そう、雰囲気が独特だ。
それは、わざと鮮明でない映像に似合う(言葉が悪いけど)、
不思議な雰囲気の映画。

これは五話のショートムービーだ。
一つ一つが独立しているし、キャストもばらばら。
でも、雰囲気が似ている。
雰囲気っていうのは言葉にならないものですが、そう、似ていると思う。

見ないと解らないような感想を書くけど。
全体的に、『小説的』映画だった。
象徴的な映像が流れ、独白が入る。
一人称小説をそのままおこした感じ。
それと
見慣れたキャストだからかもしれないけど、
個人的に二話、四話、五話が好きだと思った。

二話は、本当どうしようもないんだけど、どこにそんなショットがあったか解らないんだけど、柄本明さんの笑った横顔のワンショットが終わったあとも何故か脳裏に残ってる。
あと、飲み屋友達と、工事現場の前の道路にへたり込んでるシーンも何故か好きだナ。
どうしてこれが「世界はときどき美しい」と表すものに組まれてるのか解らないけど。
それはコースターに書き込んだ主人公の言葉のせいかもしれない。

四話は、エピソードが好きだと思った。彗星や、団地で迷う、そういうシーン。背中を見て、恋人がスナフキンが好きか、と聞くんだけど
背中を見てそう思うのが、何だか洒落ているじゃないか、と思った。
そう、何かちょっと洒落てる。

五話。この話が一番好きかナ。母親を思う娘の微妙な表情が上手い、気がする……。演技のことはよく解らないから、言い切れないんだけど。この話は、どうしてか切なくて、懐かしい匂いがした気がする。始まりの、することがなくて飴をなめてごろりとするシーンも好きだし、最後の科白が何より素敵だ。

昨日夢を見た
 その夢は 続く とタイトルが出て終わり
 今夜私はその続きを見る


何だか、この科白を聞いて、
見てよかったかも、と思えた。


僕は、こういう「毒のある映画」は好きじゃない。
雰囲気があって飲み込まれてしまうから。
それを拒むからか、入り込めなくてぼんやりしてしまうから。
一話と三話は好きじゃなかった。
でも、他はちょっと面白かった。
たまにはこういうのを見てみるのも良い、と思った。
普段は全く見ないしね(笑)

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